一日一つ、変わってく

上京して働く業務システム開発エンジニアのブログ

他人の目を気にしたくないとしても、社内賞を目指して損はないのだろう

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褒めてもらうために仕事を頑張れるか

今回も前置きが長くなるけど、書きたいからかくね。

結論はタイトルに書いてあるから許してくれ。

僕は新卒入社でとある人材系の新興企業に今年入社した。

うちの会社でも、いわゆる「社内賞」というのは、一部?多く?の社員たちのモチベーション源泉になっているようだ。

毎年2回、全社員があつまる総会が開催され、そこで半期ごとの社内賞が発表される。

マネージャー層以外の社員にスポットライトを当て、会場では盛大に祝われる。

プロ野球リーグにおける賞みたいなもんだ。MVPとか、チーム賞とか、新人賞とかが贈られる。景品が渡され、社長や上長から祝福のコメントが贈られ、社内の中でも公式に一目置かれる存在になる。

もちろん、そういった情景を見て、多くの同期は「〇〇さん、すげーよなぁ」「俺も、新人賞とりたい」みたいな声をあげる。その賞を目指すことで、実際にモチベーションが上がった、という。

そういった、社内賞を称える動きに、なんだか、斜に構える気持ちが沸き起こる。

「うーん、なんだか、社内賞をたたえるとか、それを目当てに頑張るとか、他人から褒められてもらいたいみたいでいやだなぁ」とか「皆が社内賞を目指すなら、あえてそれを目指さずに、淡々と仕事してたほうがかっこいいんじゃね?」といった具合に。

もともと、そんなに表立って目立つのが好きなほうではないし、そこに向かって動いていくのはなんだか恥ずかしいことのように感じていた。

だから、そんなに社内賞を意識していなかったんだけれど。

上長が、いろいろ僕をはげますために、いろいろ言ってくるフレーズの中に「新人賞とろうね」っていうのがあるんだよね。

で正直、その「社内賞とろう」的な言葉は、全然自分に刺さらなくて。

「社内賞なんてとって何がいいことあんだよ。むしろ、それを目指すことによって、他社の評価や評判を重視するようになって、精神的に疲弊しやすくなりそう」なんて、卑屈に考えていたんだけども。

その上長のこと自体は尊敬していたし、その期待に応えたいとも思って。
ずっと、「社内賞をとると、どんな良いことがあるのか」ってことを、考え続けていたら、あった。

その答え、「転職に有利になる」ってことだと思う。

自分は前の職場でもきちんと成果を出していましたよ、その上でのポジティブな転職なんですよーって、強烈に証明できるじゃないか。

社内賞を目指すことは、自分の精神的な自由さをむしばんでいくような行為だと思っていたが(さすがに卑屈すぎるか?)、むしろ逆だったのだな。

社内賞をとると、働き方はより自由になるのだ。社内賞をとる前よりも、自由な働き方を獲得できる。私は仕事で活躍できるタイプの人間ですよっていう、証明書みたいなもんだ。

特に、私は営業職であるから、そのスキルを客観的に示しにくい。サービスの売りやすさや、予算達成の難易度も会社によって全然違うから、その実力を正確に判断するのも難しい。

だからこそ、営業マンは社内賞を多分目指した方がいい。もし、社内賞を獲得できていたら、営業職としての転職には少なくとも苦労しないはずだ。

社内賞は目指さないと取れない

社内賞みたいなもんは、ホントに本気で取ろうと思うなら、目指さないと取れない。目指す、とはどういうことかというと、目標のために自分の行動を変えるということ。いつも通り全力で仕事をやっているだけでは取れなくて、社内賞を意識して行動の修正が必要になる。

ただ、営業成績をあげればいいってもんじゃなくなる。まぁ、目標達成するだけでも充分ベリーハードなんだけども。。

例えば、社内賞をとるためには、上の人からはよく認知され、かつポジティブなイメージを持たれる必要があるだろう。

うちの各社内賞の選出プロセスはブラックボックスになっているので、どんな評価基準になっているのか、正確にわかりはしないが。

ただ、選ぶのはあくまで人間であって。経営者層であって。そこからポジティブなイメージを持たれていない人間、認知されていない人間は、当たり前だが検討にも乗らない。

まずは、営業としての成果をだすべく、きっちりと努力し、成果を出すこと。

そのうえで、きっちり経営者層に認知される、素直でイイやつという評価を獲得する櫃夜がある。

経営層や管理職とのコミュニケーション量は増やすべきだし、彼らの指示には真摯に応えること。もちろん、ただ、従順なだけでなくて、ときには相手の話に質問したりして、こちらの賢さを示すことが必要になってくる。

つまりは、社内賞を目指すなら、顧客との関係性だけでなく、社内の人間とも、標準以上ー良好な関係を築く必要があるだろう。

他人からの評判、名声を気にしたくないタイプは、社内賞のような取り組みを毛嫌いするかもしれない。

ただ、社内のからの評判が高まる、ということが大事なのではなく、自分の優秀さを外部に示すための資格のような役割だと思えばよい。

結果的に自分の働き方の自由度を上げるから、目指したって損はないかもね。